むくみの原因
Miraiはじめに
朝起きたら顔がパンパン、夕方になると脚が重だるい…。
そんな「むくみ」に悩まされている方、多いのではないでしょうか？
実は、むくみには一時的なものと病気のサインとして現れるものがあり、正しい知識と対策が重要です。今回は、「むくみのメカニズム」「女性に多い理由」「危険なむくみの見分け方」「自宅でできるケア方法」まで詳しく解説します。
むくみの正体とは？
むくみとは、細胞と細胞の間に水分（細胞間液）が過剰に溜まっている状態を指します。
通常は、心臓から送り出された血液が動脈を通って酸素や栄養を届け、不要になった水分を静脈やリンパ管が回収します。
ところが、何らかの原因でこの回収システムが滞ると、水分が組織に溜まり、皮膚が膨張して「むくみ」となるのです。
むくみの種類は2つ
① 生理的なむくみ（問題ないが不快）
- 加齢
- 運動不足
- 長時間同じ姿勢
- 女性ホルモンの変化（月経前、更年期）
これは一時的で、生活習慣の見直しで改善が可能です。
② 病的なむくみ（医療的なケアが必要）
- 心臓疾患（心不全など）
- 腎臓疾患（ネフローゼ症候群、腎不全など）
- 肝臓疾患（肝硬変）
むくみが慢性的だったり、体重増加や息切れを伴う場合は、必ず医師に相談を。
なぜ脚がむくみやすいの？
立った状態では、脚は心臓よりも低いため、血液が重力に逆らって上がりにくくなります。
このとき、ふくらはぎの筋肉がポンプのように作用して、血液を押し戻す役割を果たしています。
加齢や運動不足で筋力が低下すると、この「筋ポンプ作用」が弱まり、血液や水分が脚に溜まりやすくなってしまいます。
女性がむくみやすい理由とは？
- 筋肉量が少ない
- 低血圧の人が多い
- 女性ホルモン（特にプロゲステロン）の影響で水分を溜め込みやすい
- 月経前や更年期は特に要注意
特に月経前はホルモンバランスの変化で水分が体内に溜まりやすく、むくみやすくなります。
日常生活でできるむくみ解消法
✅ 足を高くして寝る
✅ ふくらはぎのマッサージ
✅ 適度な運動（ウォーキング・ストレッチ）
✅ 塩分控えめの食事
✅ お風呂で血流を促進する
また、着圧ソックスやサポーターを活用するのもおすすめです。
こんな症状があれば病院へ！
- 朝からむくみがひどい
- むくみが数日以上続く
- 息切れや倦怠感を伴う
- 体重が急激に増えた
これらは、内臓疾患による「病的むくみ」のサインかもしれません。
最後に
「むくみ」は誰にでも起こり得るものですが、放っておくと生活の質を大きく下げてしまいます。
一時的なものか、医療的な対応が必要なのかを見極めることが大切です。
まずは、自分の生活習慣を見直してみましょう！
